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​​ダンスカリキュラム

 
 

​​目的

​​以下の4つの力が身に着くように授業設計しています

リズム感

スポーツやダンスにおける動きのメリハリや細やかさは、リズム感覚に依存します。これは、頭の中にあるリズム感覚を関節運動に反映させることで動きが生まれているからです。ダンスで音楽に合わせて体を動かし表現することで、細やかで多彩なリズム感覚を養うことができます。高いリズムセンスは、スポーツのパフォーマンス向上はもちろん、耳に心地よい話し方のテンポや洗練された華やぎのある身のこなしなど、人としての魅力を増すことにも大きく寄与します。

表現力

生きていくということは表現するということです。家族や友人との意思疎通、仕事での情報伝達や説得、プレゼンテーションなど、人生におけるあらゆる場面で、自分の気持ちや考えを表現して人に伝えなければならない状況が発生します。表現するという行為において、言葉ももちろん大切ですが、「理解してほしい」「共感してほしい」という思いを語気や表情、ジェスチャーに込めて表現する力も大切です。特に、自分の体をメディアとして使って表現する力は、教育の中で育まれる機会はほとんどありません。ダンスでの大勢のオーディエンスを前にして体全体を使って人になにかを伝える経験は、子どもたちの「表現する力」を本質的に育んでくれます。

運動能力と認知能力

ダンスをすると頭も良くなります。近年は人工知能が飛躍的に進歩し囲碁やチェスの世界王者を圧倒するまでになりましたが、チェスのコマを動かす等の物理的な動きに関しては、ロボットやコンピュータはまだまだ人間には及びません。体を動かすということは、実は脳内で非常に複雑で膨大な情報処理をした結果なのです。運動は脳の様々な部位を活性化させ、記憶力、注意力、判断力など様々な認知能力を高めることが研究で判明しています。特にダンスの複雑な動きは認知能力向上に大きな効果があると言われており、脳内の様々な部位が活性化することが分かっています。

ダンスやからだ遊びへの興味関心

幼児期の体育教育の最大の価値は、興味関心を育てることです。たとえば、幼児期に逆上がりやブリッジ体操ができるようになっても、「スポーツが好き!」「ダンスが楽しい!」という感性を育てることができなければ、一時的なスキルで終わってしまいます。生涯をとおしてスポーツを楽しみ、健康で笑顔あふれる人生を送るためには、ダンスやスポーツに対して肯定的な姿勢を養うことが何よりも重要です。株式会社A-Zは、自分で考えて決める力や、体を動かして遊ぶことへの興味関心が育まれるよう、科学的根拠にもとづく体系的に整備されたカリキュラムを提供し、子どもたちの意志や自律性を大切にして日々スポーツ指導を行っています。

 

カリキュラム内容

前項の4つの目的から逆算し、大きく下記の3つのフェーズに分け体系的に設計されたプログラムを提供しています。

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ストレッチ
(10分)

身に着く力:B, C

しっかり時間を割いて入念にストレッチを行います。体の柔軟性を高め怪我を予防する目的もありますが、大切にしているのは、子どもたちに「自分の体をもっと自分の体にする」感覚を体験させるとです。子どもたちには「体のどこが伸びているか」を問いかけ、考えさせながら柔軟に取り組ませます。漠然とストレッチするのではなく、身体感覚を研ぎ澄ませてどこが伸びているかを考えながら行うことで、身体への感覚が鋭くなり、自分の体への理解が深まります。このような「自分の体への理解」はあらゆる運動の基礎になる他、体全体を使った繊細な表現を要求するダンスにおいて特に動きの習得やキレの良さに直結します。

​部分的な動作

(15分)

身に着く力:B, C

体の一部を音楽に合わせて動かす運動を、体の部位や難易度を変えながら行います。
(1) グッパ:簡単な動作で、メリハリやリズム感のある動作を練習させます。
(2) 手拍子:リズムを無視して音を出すことが目的になってしまいがちなため、音楽に意識を向け、音楽に動きを合わせることに慣れさせます。
(3) 手と足を同時に動かす動作:リズムに合わせて複数の部位を動かす訓練です。①動きを憶える②リズムに意識を向ける③複数の部位の動作を同時に処理し実行する、という認知機能への負荷の大きい活動を通して、身体能力だけでなく高い認知能力も育みます。

全身のふりつけ

​​身に着く力:A, B, C, D

締めくくりとして、全身を使ったダンスの振り付けを憶えて披露させます。最初はまず講師が前で見本を見せながら、いくつかに分割したパートを1つずつ真似しながら憶えさせます。このとき、間違いは直接的に指摘するのではなく、子どもたちが自分で気付けるように示唆します。「そのとおりに真似して動く」「見本と自分の動きの違いに気づく」というのは、スポーツや勉強などあらゆる場面で活きる大切な能力です。見本を真似する練習を繰り返したら、「次は見本なしでやってみるから、今回でふりつけを憶えてしまおうね」など声をかけ、楽しい中でも適度な緊張感を発生させ、心身ともに心地のよい疲労感を得てもらえる工夫を凝らしています。